私の大戦TCGの徒然

8年前、私は当時付き合っていた彼女と別れてしばし糸の切れた凧のようになんの張り合いもなく過ごしていた。(ボードゲームは続けてはいたが)

そんな時にそのボードゲーム仲間に勧められたのが三国志大戦TCGだった。アーケードの三国志大戦自体は知ってはいた。初期の頃、GB版を買って遊んだことがあった。しかしそれが終わりを告げて新しくTCGになった事は知らなかった。しかし知っていたとしても私は過去にMTG、MoZ、ガンダムウォー、モンコレ等幾多のTCGを手にしてきた。彼女が出来る度に、捨てられ、説得され諦め、その手にした手札を永遠に置いてきた。もうTCGはやる気は更々なかった。(金もかかるし…)熱心に勧められたのでスターターだけ買ってお茶を濁す予定だった…

 

大ハマりした(笑)でなければこうして三国志、戦国、両大戦TCGの終焉を見届けてはいない。

元々横山三国志は大好きで全巻持っている位だし、始めた頃は蒼天航路も人気があった。三国志TCGを好きになる下地はできていた。

システムもMTGと比べて土地事故が少ない為(戦国に至っては土地事故が無い)プレイし易く、感情移入もし易く、呂布関羽が激突し鎬を削り、その後ろで張角が暗躍とか想像するだけで楽しかった。

始めた頃はそんなに、のめり込んでいなかったので買う数も1、2箱。今となってはかわいい数字だ(笑)当然色をチムメンとシェアしないと組めない。横山三国志好きな私は蜀の緑がやりたかったが剥いた箱から関羽が出ずかわりに孫策が…仕方なく青をやる事になった。セラは青好きの青使いと思われているが最初はこんなものだった。

最初はひたすらバウンスを憎んだ。どんなに並べても夏侯惇で戻る、せっかく策が寝てもバウンス。初弾の青は勝てなかった。二弾がでてやっとなんとか、三弾の周瑜は神と思ったほど。(それが双ではバウンスで称号マット二枚…笑)仲間4、5人でカジュアルでやってて、東京や仙台の称号戦を羨しく思ったものだ。都会はいいなぁと。

初めて大田区産業文化会館ピオに行った時は駄目だったが2回目以降、新鋭、賢将、美周郎と取れてその後大英傑取れたのがほんと嬉しかった。MTGの経験と三国志の修練が噛み合って。名古屋に遠征して良かったと心から思ったほどだ。

結局、三国志時代は5連勝以上は一度も出来なかった。マットは4連勝以下のみ。当時のプレイヤーはほんと化け物じみた強さのプレイヤー揃いだった。

 

三国志の終わりが発表され最後の覇業にも参加できずだったので、早めに戦国大戦TCGに移行し、覇業サイドイベントの英傑マットを狙った。プールもまだ小さく、強豪は三国志の方ばかり。行けると思った。そして取れた。この時からかなりガチよりになったと思う。

ただ、かなり多くの強豪プレイヤーが戦国にはこず、MTGや他に散ってしまったのは返す返すも残念だった。しかし、戦国から始めたプレイヤーも少なからずいて親しくなれたのはうれしかった。

戦国大戦TCGはほんと私の性に合った。小田原にも2度遠征に行ったし(チーム戦合戦楽しかったー)大会にも多く参加出来、称号マットも睦月さんやシードさんには敵わないが多数取れた。幸運にも恵まれ初年度二位。三年目には東日本総大将にもなれた。

双は短くして終わってしまったが天下統一に一回も参加出来なかった事が今でも悔やまれる。奸絶を取れたのは元総大将の意地を、在野に埋れてなるものかという気概を見せられたかなと思う。

 

私は自分は凡将だと思っている。シードさんの様な強さや神嶋さんの様な知識、睦月さんの様な大胆さ、おかゆさんタカナリさんの様な冷静さ、菊鈴さんの様なデッキ構築能力、ゆうるさんの様な独特の感覚、金魚屋本舗さんの様なスター性、こっちさんの様な博識は持ち得ていない。香港や奸絶の決勝ですらプレミしたし、デッキ構築やプレイングも、チムメンの良デッキをコピーしプレイを真似し、コツコツと週2〜3日、時間にして週12時間位は費やしていた。東京のプレイヤーにも練習時間や検討時間は負けてはいないと、いや負けてたまるかと、ずっと歩みを止めずに研鑽して来た。だから綺羅星の様なプレイヤーに混じってもなんとか戦えた様に思う。

 

私には様々な夢がある。その1つに日本一になる、または日本代表になる。という物があった。

かつてメイジナイト(第二回日本一決定戦、2回戦)で、モノポリー(2006年36位)で狙い、成し得なかった夢だ。大戦TCGでその夢を叶えられた。とても嬉しかった。その分その大役に応えられなかったのは悔しかった。(シードさんは、ほんとすごいと思った。三国志時代は強いプレイヤーとは思っても尊敬はしていなかったが、香港以来もっとも尊敬しているプレイヤーだ)

だから大戦TCGにはほんと感謝をしている。SEGAや運営には思うところはあるが大戦TCGとそれを支えたスタッフの方々には御礼申し上げる。

 

その夢のような時間も、あと少しで終わりを迎える。今まで研鑽して来たチムメンや大会等で知り合い、競ったプレイヤーとも会えなくなるのかと思うと寂しさが募る。

新しいカードが出ないこともそうだが、今までの縁が、ぷつり、と切れてしまうのが一番堪えている。

 

今、44歳。多分大戦TCGプレイヤーの中でも上の方だと思う。年々、大会は楽しいのだが遠征はキツくなっていた。だから今は、終わってしまったのだという大戦TCGロス感と、もう新弾を追い続け無くとも良い、大会遠征もする必要も無い…デッキ研鑽もしなくていい、というある種の解放感が今は入り混じっている。不謹慎かも知れないが。

 

双四弾は三国志16弾の様な後悔はしたくなかったので初のカートン買いだ。終わるゲームに10万かけるのはやってない人から見たら馬鹿げているかも知れない。やっていても、か(笑)

でも、最後なのだ。これで終わり。最後の我儘を許してくれた妻には頭が上がらない。妻とも大戦TCGの縁にて知り合った。そう考えると夢を2つ叶えてくれた様な物だ。その最後のお礼が美麗なカード付きで10万!安いもの(かも知れない、それは妻が決めるもの)だ

 

最後に今まで知り合えた幾多数多の君主、主君のプレイヤーに感謝を。貴方方がいなかったら素敵な大戦TCGを素敵に楽しめなかった。本当に。1人づつ思い出せる限り名をあげたいと思う。三国志、無印、双の順番で、敬称略で申し訳無い。思い出せないまたは抜け落ちもありうえますのでありましたら申告くださいませ。

 

いん、LC、魏みっくす、神嶋、ミツキ、ハネハネ、ロザリィ、ききょう、神無月、ナリカワ、シード、おじょ、じんぱち、いちごんお嬢様、ま〜しゃ、しずく、蒼龍、紅、いちご、かーる、珈琲野郎、ボルバルザーク、厳島天一、コラボ、白馬、ゆう、ごあら、た〜ち、やぎなまず、心渡、fes、HIRO、水無月、ミヤノ、楊継志、革命家、ジェイク、紫雨、諸葛備、睦月、タカナリ、金魚屋本舗、おかゆ、菊鈴、まろ、こっち、ゆうる、HyT、しょぼんぬ、ふー、ダイム、hozumi、hana、るーこ、けんぴー、八重桜、手咲、ちゃぶ、白米、あああああ、あねじゃ、スケキヨ、くまじ、バニア、うにすけ、南極堂、ぺる、

 

 

そして群馬にて一緒にプレイした

クロサワ、深紅、ふぐさし、風見、あざみ、トーマ、ユウスケ、ニャー、2号、あすなろ、ノミネート、ヒボワキ、店長、マツ、イガラシ、ARC、ふーみん、呂布、ブラック

 

特に3人

クロサワ氏

いろいろ面倒をかけた、四弾までしっかりたのむ(笑)

 

深紅氏

そのデッキ構築能力はインスピレーションを受けた。大変世話になった、これからはFEでよろしく(^^)

 

愛する奥様へ

我儘許してくれてありがとう。多分これで少しはおとなしくなると思う(笑)

 

 

徒然なるままに描き散らかした。まだこんなにも大戦TCGに情熱があるらしい。四弾でしっかり消化したい。いや昇華したい(^^)